家づくりは、
工務店が売るものというより、
お互いが選び合うものだと思っています。
うちは、
数をたくさんこなす会社ではありません。
工事の利益だけで成り立っているわけでもないので、
急がせることはしません。
「今決めてください」とは言いません。
このまちで続けているのは、
建物を増やすためというより、
地域とつながっていたいからです。
家は完成したあとも続きます。
住む人とも、まちとも、長く。
迷っているなら、ゆっくり考えてください。
合わなければ、それもひとつの答えです。
その代わり、
一緒にやると決めたら、ちゃんと向き合います。
小さなまちで続けている以上、
ごまかしはききませんん。
派手さはありませんが、
構造と納まりは丁寧に。
それが、おれんちです。
家は完成した瞬間がゴールではありません。
むしろ、そこからが本番です。
住んでから、いろいろありました。
2回目の冬。
軒先の雪が固まり、氷に。
その冬は2度対応し、雪止めを付けました。
8年後。
北側のトリプルサッシに、日中も消えない結露。
最初のころは出ていませんでした。
暮らし方、気候、換気システム、内外フィルターの状態を全て確認しました。
はっきりとした原因は特定できませんでした。
ファースの家は、壁の中を空気が循環する構造です。
その特性を活かし、窓台に通気材を施工しました。
5年後。
鉄骨階段の踏み板が「やっぱり滑る」とのこと。
踏み板をすべて溝付きに取り替えました。
2年目。
サービスで造作した釣り竿用アクリルカバーが変形。
取り替え。
3年目、4年目。
外壁まわりに蜂の巣。
高所作業でしたが対応しました。
これらは、すべて無償です。
保証期間だから、という理由だけではありません。
このまちで続けていく以上、
建てた家とは切れません。
家は図面どおりでも、
暮らしは図面どおりにはいかない。
だから、建てたあとも向き合う。
それが、おれんちの「その後」です。